高知県には、厚生労働省が指定する「がん診療連携拠点病院」及び関連医療機関が4施設あります。
本ページでは、高知県のがん診療連携拠点病院一覧(2025年度版)と制度の概要を整理しています。
※診療内容や詳細な体制については、各医療機関の公式ホームページ等で必ずご確認ください。
⇒高知県の4施設を確認する
高知県で拠点病院を検討する際の留意点
高知県は四国の中でも山地比率が高く、医療資源が高知市周辺に集約されやすい構造を持っています。
そのため、制度区分の違いを見るだけでなく、移動時間・紹介動線・治療段階の分担を意識した検討が実務的に重要になります。
① 「中央集約型」の県であることを前提に考える
高知県では、高度医療機能の多くが高知市〜南国市周辺に集まる傾向があります。
特に、
- 高知大学医学部附属病院
- 高知医療センター
は、県内の診療ネットワークの中核に位置づけられる場面が多く、診断初期や治療方針決定段階で関与するケースが見られます。
一方で、すべてを中核施設で完結させる必要があるわけではありません。
「どこで方針を決め、どこで継続治療を受けるか」を分けて整理すると、通院負担とのバランスが取りやすくなります。
② 東部(安芸)・西部(幡多)は通院設計が重要
高知県は東西に長く、沿岸部の移動時間が想定以上にかかることがあります。
安芸地域や幡多地域では、以下の視点を早めに確認しておくと現実的です。
- 初期治療をどこで受けるか
- 術後フォローや薬物療法の継続場所
- 緊急時の搬送・連携体制
- 家族の付き添い負担
幡多けんみん病院やあき総合病院のような地域施設を軸に、必要時のみ中核病院へつなぐ形も、地域によっては合理的な選択肢になります。
③ ゲノム医療は“実施可能施設”との連携動線を見る
高知県では、高知大学医学部附属病院が都道府県拠点として位置づけられ、ゲノム医療連携にも対応しています。
ただし、ゲノム医療はすべての症例で直ちに対象となるわけではなく、治療経過の中で検討されるケースも少なくありません。
そのため重要なのは、
- いつ検討対象になる可能性があるか
- 主治医からどのタイミングで紹介されるか
- 検査後の治療選択肢の説明体制
といった“運用面”の確認です。
施設名の比較だけでなく、相談ルートの明確さを重視すると判断が安定します。
④ 制度区分だけで医療内容の優劣は判断できない
高知県でも、都道府県拠点・地域拠点・地域がん診療病院といった区分がありますが、これは役割分担を示す制度上の整理です。
実際の医療機関選択では、
- 病期や治療目的
- 希望する治療内容
- 通院可能距離
- 地域連携の実情
などを総合的に見て判断することが重要になります。
まとめ
高知県での病院選びでは、中央集約型の医療配置と、東西に長い地理条件の両方を踏まえた検討が欠かせません。
特に、
- 方針決定を担う中核施設
- 継続通院を担う地域施設
- 必要時の紹介動線
をあらかじめ整理しておくことで、治療の長期化にも対応しやすくなります。
高知県のがん診療連携拠点病院(4施設)
高知県には下記の拠点病院がありますので、ご確認下さい。
①高知医療センター
高知市池
地域がん診療連携拠点病院/地域の小児がん診療を行う連携病院/がんゲノム医療連携病院
②高知県立あき総合病院
安芸市宝永町
地域がん診療病院
③高知大学医学部附属病院
南国市岡豊町小蓮
都道府県がん診療連携拠点病院/地域の小児がん診療を行う連携病院/がんゲノム医療連携病院
④高知県立幡多けんみん病院
宿毛市山奈町芳奈
地域がん診療連携拠点病院
出典:厚生労働省「がん診療連携拠点病院等」
※一覧は厚生労働省公表資料に基づき作成
⇒がん診療連携拠点病院(全国版)へ戻る
がん診療連携拠点病院制度の詳細はこちらをご参照ください。
がんの名医・専門医リスト
がんの名医・専門医リスト(医師の所属、役職、得意分野などを掲載)については、下記のページを参照下さい。
| 乳がん(東日本) | 乳がん(西日本) |
| 大腸がん(東日本) | 大腸がん(西日本) |
| 胃がん(東日本) | 胃がん(西日本) |
| 肺がん(東日本) | 肺がん(西日本) |
| 肝臓がん(東日本) | 肝臓がん(西日本) |
| 膵臓がん(全国) | 胆道がん(全国) |
| 膀胱がん(全国) | 腎盂・尿管がん(全国) |
| 前立腺がん(全国) |
■名医に診てもらうための道程(近道)
癌の名医に「病院・医師選びのポイント」と「名医に診てもらう方法(どういうルートで先生のところに患者が来るのか)」をヒアリングしましたので、ご興味のある方はご覧ください。
●がんの名医に教えて頂いた「病院・医者選びのポイント」
●がんの名医に教えて頂いた「名医に診てもらう方法」
⇒サイトページへ戻る
