本ページでは、DPC公開データに基づく手術実績数をもとに、腎盂・尿管がん治療を行う医療機関の規模や診療体制を把握するための参考情報をまとめています(腎盂・尿管がん治療において一定以上の症例数と専門性を有する全国主要医療機関を中心に掲載しています)。
腎盂・尿管がんの名医・専門医の情報がある病院については、先生のお名前を記載していますので、病院選びの参考情報としてご活用下さい。
※「腎盂・尿管の悪性腫瘍」の治療実績数を、便宜上“腎盂・尿管がん”のランキングとしています。また、特定の医療機関や医師の優劣、治療成績を示すものではありません。
※その他の医療機関の診療実績については、Caloo(腎盂がん)等を参照下さい。
※診療内容については、各医療機関のホームページ等でご確認下さい。
※エリア別の名医・専門医のリスト・解説は、下表のリンクからご覧いただけます。
腎盂・尿管がん症例数ランキング(全国30病院)と名医・専門医在籍状況
※名医・専門医の掲載の有無は、必ずしも病院の診療レベルを反映するものではありません。
■症例数に基づく腎盂・尿管がん病院ランキング
腎盂・尿管がん病院ランキング 1位~10位
| 病院名、手術数、所在地、診療科の特徴、名医・専門医情報(敬称略) |
| ●大阪医科薬科大学病院(大阪) 症例数182件(手術有97件/無85件) ・東治人(腎泌尿器外科 科長) |
| ●関西医科大学附属病院(大阪) 症例数165件(手術有68件/無97件) |
| ●東京大学医学部附属病院(東京) 症例数158件(手術有54件/無104件) |
| ●原三信病院(福岡) 症例数140件(手術有46件/無94件) ・横溝晃(泌尿器腺科 主任部長) |
| ●岡山大学病院(岡山) 症例数129件(手術有76件/無53件) ・荒木元朗(腎泌尿器科 科長) |
| ●産業医科大学病院(福岡) 症例数124件(手術有0件/無124件) |
| ●埼玉医科大学国際医療センター(埼玉) 症例数122件(手術有45件/無77件) |
| ●大阪国際がんセンター(大阪) 症例数118件(手術有29件/無89件) |
| ●熊本医療センター(熊本) 症例数116件(手術有40件/無76件) |
| ●大崎市民病院(宮城) 症例数114件(手術有21件/無93件) |
<参考動画>腎盂・尿管癌に対する腎温存、内視鏡レーザー治療~大阪医科薬科大学病院 東治人先生
腎盂・尿管がん病院ランキング 11位~20位
| 病院名、手術数、所在地、診療科の特徴、名医・専門医情報(敬称略) |
| ●埼玉県立がんセンター(埼玉) 症例数114件(手術有26件/無88件) |
| ●仙台病院(宮城) 症例数113件(手術有18件/無95件) |
| ●大垣市民病院(岐阜) 症例数111件(手術有20件/無91件) |
| ●静岡県立総合病院(静岡) 症例数111件(手術有33件/無78件) |
| ●がん研究会 有明病院(東京) 症例数108件(手術有41件/無67件) |
| ●九州大学病院(福岡) 症例数105件(手術有23件/無82件) |
| ●藤田医科大学病院(愛知) 症例数104件(手術有24件/無80件) |
| ●倉敷中央病院(岡山) 症例数104件(手術有26件/無78件) |
| ●北里大学病院(神奈川) 症例数100件(手術有19件/無81件) |
| ●獨協医科大学埼玉医療センター(埼玉) 症例数100件(手術有23件/無77件) |
腎盂・尿管がん病院ランキング 21位~30位
| 病院名、手術数、所在地、診療科の特徴、名医・専門医情報(敬称略) |
| ●川崎市立川崎病院(神奈川) 症例数99件(手術有20件/無79件) |
| ●久留米大学病院(福岡) 症例数96件(手術有41件/無55件) |
| ●北海道がんセンター(北海道) 症例数96件(手術有23件/無73件) |
| ●慈恵医大葛飾医療センター(東京) 症例数96件(手術有30件/無66件) |
| ●東京医療センター(東京) 症例数92件(手術有11件/無81件) |
| ●太田西ノ内病院(福島) 症例数91件(手術有16件/無75件) |
| ●熊本中央病院(熊本) 症例数91件(手術有18件/無73件) |
| ●帝京大学医学部附属病院(東京) 症例数90件(手術有43件/無47件) |
| ●国保旭中央病院(千葉) 症例数90件(手術有13件/無77件) |
| ●筑波大学附属病院(茨城) 症例数89件(手術有12件/無77件) ・西山博之(副院長、泌尿器科 診療科長) |
| ●杏林大学医学部付属病院(東京) 症例数89件(手術有23件/無66件) |
腎盂・尿管がんの症例数が多い病院で診てもらうメリット
腎盂・尿管がんは、腎臓から膀胱へ尿を運ぶ腎盂や尿管に発生する尿路上皮がんで、膀胱がんと比べると患者数は少なく、比較的まれながんに分類されます。
その一方で、発見時に進行しているケースも少なくなく、診断や治療には泌尿器がん全般に対する専門的な知識と経験が求められます。
腎盂・尿管がん症例数が多い病院では、日常的に同疾患の診療が行われていることが多く、CTやMRIなどの画像診断、尿細胞診、内視鏡検査、病理診断といった診断プロセスにおいて経験が蓄積されている傾向があります。
腎盂・尿管がんは、腫瘍の位置や広がり、浸潤の程度によって治療方針が大きく左右されるため、診断経験の豊富さは一つの参考指標となります。
また、腎盂・尿管がんの治療は、腎尿管全摘術を中心とした外科治療に加え、病期やリスクに応じて化学療法、術前・術後治療、経過観察などを組み合わせて行うことが一般的です。
症例数の多い医療機関では、泌尿器科を中心に、腫瘍内科、放射線科、病理部門などが連携し、患者の状態に応じた治療方針を多職種で検討する体制が整えられているケースも少なくありません。
さらに、腎盂・尿管がんは膀胱がんを合併・続発する可能性がある疾患としても知られており、治療後の長期的な経過観察が重要となります。
症例数の多い病院では、再発や続発を見据えたフォローアップ体制や治療経験が蓄積されている点も特徴の一つといえます。
ただし、症例数が多いことが、必ずしも治療成績や個々の患者にとっての最適性を保証するものではありません。
病期、年齢、腎機能、併存疾患、生活環境などによって、適切な治療方針は異なります。
症例数はあくまで「診療規模や経験を把握するための参考情報」として捉え、最終的な判断は主治医や専門医との十分な相談を通じて行うことが重要です。
腎盂・尿管がんの治療先を検討する際には、公的機関の情報や専門医監修による資料を活用しながら、自身の病状に合った医療体制が整っているかを冷静に確認することが、納得のいく医療選択につながります。
都市部在住か地方都市在住かで腎盂・尿管がんの病院の選び方は異なる?
腎盂・尿管がんは、比較的まれながんであることから、診療経験や専門性の有無が病院選びの検討材料となる場合があります。
そのため、居住地域が都市部か地方都市かという点は、治療環境や通院条件を整理するうえで一つの視点となります。
都市部では、大学病院やがん専門病院が集積しており、腎盂・尿管がんの症例数が一定数以上ある医療機関にアクセスしやすい環境があります。
泌尿器科を中心に、腫瘍内科や放射線科などが院内で連携しやすく、検査から治療、術後フォローまでを一貫して行える体制が整っている施設も少なくありません。
また、治療方針の検討において多職種カンファレンスが行われる機会が多い点も、都市部医療機関の特徴の一つといえます。
一方、地方都市在住の場合でも、地域の中核病院やがん診療連携拠点病院を中心に、腎盂・尿管がん診療が適切に行われているケースは多くあります。
初期診断や手術、術後の経過観察、化学療法などを地域の医療機関で継続し、必要に応じて高度医療機関と連携する体制が取られることもあります。
このような役割分担により、通院負担を抑えながら治療を継続できる点は、地方医療の利点の一つです。
腎盂・尿管がんの治療では、手術後も再発や膀胱がんの続発を確認するための定期的な検査が必要となることがあります。
そのため、通院距離、交通手段、家族の支援体制など、生活面の条件も重要な判断材料となります。
都市部の医療機関を選択した場合、移動や宿泊を伴うケースもあるため、治療を長期的に継続できるかどうかを事前に検討しておくことが望まれます。
重要なのは、都市部か地方かという区分で病院の優劣を判断するのではなく、自身の病状や治療段階に応じて、どの医療機関が適しているかを考えることです。
症例数や施設規模は参考情報の一つであり、最終的な治療方針や病院選択については、主治医や専門医と十分に相談した上で判断することが大切です。
■主治医の名前がサイト内に無い場合
「自分が行こうとしている病院の先生が載っていない」「出来るだけ自宅近くにある病院を探したい」と言ったご照会をいただくことがあります。
本サイトに記載のない地域にも、専門性の高い治療を行っている医師や病院は数多く存在します。
ご自身の地域で医療機関を探す際は、「がん診療連携拠点病院」のリストや、消化器内科・外科を専門とする大学病院・医療センターを確認することが有効です。
さらに、主治医や地域医療連携室などにご相談いただければ、地域に適した選択肢や医療機関の紹介が得られる場合があります。
参考として、がんの名医と言われる先生に伺った病院選びのポイントを下記にまとめましたので、ご興味のある方はご覧下さい。
●がんの名医に教えて頂いた「病院・医者選びのポイント」
■名医に診てもらうための道程(近道)
癌の名医に「病院・医師選びのポイント」と「名医に診てもらう方法(どういうルートで先生のところに患者が来るのか)」をヒアリングしましたので、ご興味のある方はご覧ください。
●がんの名医に教えて頂いた「名医に診てもらう方法」
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※医師の役職については、各病院の公式サイトを出典としています。
