本ページでは、DPC公開データに基づく手術実績数をもとに、変形性膝関節症の診療を行う医療機関の規模や診療体制を把握するための参考情報をまとめています(膝関節症全体の治療実績数を、便宜上「変形性膝関節症」のランキングとして掲載しています)。
病院選びの参考情報としてご活用ください。
※本ページのランキングは、膝関節関連手術の症例数をもとに作成した参考情報であり、特定の医療機関や医師の優劣、治療成績を示すものではありません。
※診療内容や詳細については、各医療機関の公式サイト等で必ずご確認ください。
※症例数は診療規模や経験を把握する一つの目安であり、最適な医療機関は患者の状態によって異なります。
<参考リンク>膝関節の名医・専門医のリスト
変形性膝関節症 症例数ランキング(全国30病院)
■症例数に基づく変形性膝関節症 病院ランキング

| 病院名(所在地) 症例数(手術有/手術無) |
| ●あんしん病院(兵庫) 症例数676件(手術有676件/無-) |
| ●友愛医療センター(沖縄) 症例数618件(手術有618件/無-) |
| ●船橋整形外科病院(千葉) 症例数586件(手術有586件/無-) |
| ●えにわ病院(北海道) 症例数567件(手術有557件/無10件) |
| ●坂下厚生総合病院(福島) 症例数525件(手術有525件/無-) |
| ●北水会記念病院(茨城) 症例数393件(手術有393件/無-) |
| ●苑田会人工関節センター病院(東京) 症例数392件(手術有392件/無-) |
| ●慶友整形外科病院(群馬) 症例数391件(手術有391件/無-) |
| ●がくさい病院(京都) 症例数376件(手術有376件/無-) |
| ●大阪整形外科病院(大阪) 症例数372件(手術有372件/無-) |

| 病院名(所在地) 症例数(手術有/手術無) |
| ●猫山宮尾病院(新潟) 症例数351件(手術有351件/無-) |
| ●九州労災病院(福岡) 症例数347件(手術有347件/無-) |
| ●高槻病院(大阪) 症例数341件(手術有341件/無-) |
| ●埼玉協同病院(埼玉) 症例数339件(手術有339件/無-) |
| ●済生会山形済生病院(山形) 症例数315件(手術有315件/無-) |
| ●横浜石心会病院(神奈川) 症例数288件(手術有288件/無-) |
| ●一宮西病院(愛知) 症例数271件(手術有271件/無-) |
| ●市立伊丹病院(兵庫) 症例数269件(手術有269件/無-) |
| ●大阪労災病院(大阪) 症例数262件(手術有262件/無-) |
| ●羊ケ丘病院(北海道) 症例数261件(手術有261件/無-) |

| 病院名(所在地) 症例数(手術有/手術無) |
| ●香芝旭ヶ丘病院(奈良) 症例数258件(手術有258件/無-) |
| ●善衆会病院(群馬) 症例数254件(手術有238件/無16件) |
| ●さっぽろ病院(北海道) 症例数249件(手術有249件/無-) |
| ●山口県立総合医療センター(山口) 症例数247件(手術有247件/無-) |
| ●弘前記念病院(青森) 症例数241件(手術有218件/無23件) |
| ●江戸川病院(東京) 症例数241件(手術有241件/無-) |
| ●いわき市医療センター(福島) 症例数234件(手術有234件/無-) |
| ●大阪病院(大阪) 症例数234件(手術有234件/無-) |
| ●東京女子医科大学病院(東京) 症例数230件(手術有230件/無-) |
| ●レイクタウン整形外科病院(埼玉) 症例数229件(手術有229件/無-) |
※症例数の多さが、必ずしも病院の診療レベルを示すものではありません。
■症例数が多い病院で診療を受けるメリット
変形性膝関節症は、加齢や関節軟骨の摩耗などにより進行する疾患であり、症状の程度によって治療方針が大きく異なります。
膝関節は体重負荷の影響を強く受けるため、日常生活への影響が大きく、適切な治療選択が重要となります。
症例数の多い医療機関では、人工膝関節置換術(TKA)や高位脛骨骨切り術(HTO)などの手術経験に加え、保存療法やリハビリテーションに関するノウハウが蓄積されている傾向があります。
また、術前評価から術後フォローまでを含めた一貫した診療体制が整っているケースも多く見られます。
一方で、症例数の多さのみで医療機関の適否を判断することはできません。
患者の年齢、活動レベル、変形の程度、合併症の有無などによって最適な治療方針は異なります。
症例数はあくまで参考情報の一つとして捉え、総合的な判断が必要です。
■変形性膝関節症で失敗しない病院選びのポイント
① 医師の専門性と症例数(膝関節に特化しているか)
整形外科医の中でも、膝関節を専門としているかは重要な判断材料です。
人工膝関節置換術(TKA)や高位脛骨骨切り術(HTO)の症例数は、経験の一つの目安になります。
ただし症例数だけで判断するのではなく、どのような症例に対応しているかも確認することが重要です。
② 手術の選択肢(TKA・HTO・部分置換など)
膝は術式の選択が結果に直結する疾患です。
人工膝関節だけでなく、骨切り術や部分置換など複数の選択肢を提示できる医療機関かが重要になります。
一つの治療に偏らず、状態に応じた提案があるかを確認することが望まれます。
③ 保存療法の充実度(膝では特に重要)
膝関節は保存療法の影響が大きい疾患です。
運動療法や注射療法などを組み合わせた段階的な治療が提案されるかが重要です。
初期〜中等度の段階で手術のみを勧められる場合は、慎重に検討する必要があります。
④ リハビリテーション体制(結果を左右する要素)
膝の治療はリハビリの質に大きく左右されます。
理学療法士の配置やリハビリ頻度、退院後のフォロー体制などを確認することで、回復までの見通しが変わります。
⑤ 合併症・再手術への対応体制
感染や可動域制限など、手術には一定のリスクがあります。
再手術を含めた対応経験があるかどうかは、見落とされがちですが重要な判断材料です。
⑥ 入院期間と回復スケジュール
施設によって入院期間や回復までの方針は異なります。
早期退院を重視する施設もあれば、リハビリを重視する施設もあります。
自身の生活環境に合った治療計画かを確認することが大切です。
⑦ 通院のしやすさ(現実的に最重要になりやすい)
膝の治療は長期的な通院が前提となるケースが多くあります。
術後のフォローやリハビリを継続できるかどうかは、治療結果に影響するため、通院の現実性も重要な判断材料となります。
■まとめ|変形性膝関節症の病院選びで後悔しないために
変形性膝関節症の病院選びでは、「症例数が多い」「有名な病院」といった情報だけで判断することは適切とはいえません。
重要なのは、自身の症状の程度や生活への影響に応じて、今どの治療段階にあるかを見極めることです。
例えば、人工膝関節置換術(TKA)を検討する段階では、一定以上の手術実績を持ち、膝関節を専門とする医師が在籍する医療機関が一つの目安となります。
一方で、骨切り術(HTO)や部分置換といった他の選択肢も含めて提案があるかは重要な判断材料です。
術式の選択は、術後の可動域や生活の質に影響するため、複数の選択肢を前提に検討できる体制が求められます。
一方、痛みがあるものの歩行が可能な段階では、リハビリや運動療法、注射療法などを組み合わせた保存療法が中心となるケースも多くあります。
膝関節は保存療法の影響が大きい疾患であり、この段階での治療選択が将来的な手術の必要性に影響する場合もあります。
また、見落とされがちですが、リハビリ体制と通院の現実性は重要な要素です。
手術後の回復はリハビリの質に大きく依存するため、継続的なフォローが受けられるかを確認する必要があります。
遠方の専門施設を選択する場合でも、通院を継続できるかどうかは慎重に検討することが望まれます。
本ページで掲載しているランキングは、診療規模や経験を把握するための参考情報の一つです。
症例数は重要な指標ではありますが、それだけで医療機関の適否を判断することはできません。
膝の治療で重要なのは、「どの手術を受けるか」ではなく、「今その治療段階にあるか」を見極めることです。
迷った場合は、まず症例数の多い医療機関で評価を受けたうえで、自身の生活環境に合った医療機関も含めて比較検討することが現実的な第一歩となります。
■名医からのアドバイス
参考として、泌尿器がんの世界的名医と言われる大阪医科薬科大学病院の東治人先生に伺った「病院・医師選びのポイント」を下記にまとめました。
病名は異なりますが、参考になる点もあると思いますので、ご興味のある方はご覧下さい。
●がんの名医に教えて頂いた「病院・医者選びのポイント」
■名医に診てもらうための道程(近道)
同じく「病院・医師選びのポイント」と「名医に診てもらう方法(どういうルートで先生のところに患者が来るのか)」についてもヒアリングしましたので、ご興味のある方はご覧ください。
●がんの名医に教えて頂いた「名医に診てもらう方法」
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